Kizuna Across Cultures (KAC)では、毎年Global Classmatesのプログラム終了時に参加校の生徒・教員に対するアンケート調査を実施しています。この調査では、Global Classmatesの3つの柱である「文化交流 (Cultural Exchange)」、「共同言語習得 (Collaborative Language Learning)」、「国際的な友情形成 (Fostering International Friendship)」に沿って、プログラムの成果を測定しています。

 

以下、2016–17年度の調査結果を踏まえたプログラムの成果をご紹介します。

参加生徒の満足度91%!

異文化への興味関心が増し、留学したい気持ちも向上

91%の生徒が交流を通じて相手国の文化への理解が深まったと感じており、加えて83%の生徒が自国の文化への理解も深まったと感じています。また、85%の生徒が、Global Classmatesに参加したことで留学して異文化を学びたいと思う気持ちが強くなったと回答しています。

91%の生徒が交流を通じて相手国の文化への理解が深まった、83%の生徒が自国の文化への理解も深まったと感じています。最初はあまり外国に関心が無かった生徒も、同世代との交流を通じて相手の国や文化を身近に感じ始め、外国の文化を探究することの楽しさに気づいていきます。写真などを駆使しながら、自分の生活や自国の文化を紹介したり、相手からの質問への回答を考えたりすることで、自分自身の文化に関する意識や理解も向上しています。

 

生徒たちが実際にささやかな贈り物を交換するOmiyage Exchangeは、相手が心を込めて選んでくれたOmiyageを手に取り、普段はオンラインで交流する相手の存在や文化を形あるものとして実感できる、記憶に残る大切な瞬間です。

 

生徒の声

日本

・相手校の生徒から、アメリカを感じるお菓子やネックレス、手紙をいただきました。日本では見かけないものばかりで、とても興奮しました。手紙や、ネックレスは自分の部屋に飾ってあります。異文化を知ることができたり、初めて見るものばかりでした。

・教科書などでは知ることができない情報や文化を知ることができました。自分と同じ趣味を、共有することができたから外国に実際触れることや、外国の子と話す機会もない中、外国にはあまり興味がなかったですが、Global Classmatesにより、触れ、話ができ、より外国への興味が増しました。

 

アメリカ

・絶対日本に留学をしたいと思うようになりました。Global Classmatesプログラムの経験のように新しい人に出会い、母国語ではない言語で自分をチャレンジしたいです。

・同世代の人たちと話すのはとても楽しかったです。他の国に住む人たちがどのような経験をしているのかが知れ、そして私の経験も紹介することによって私自信の他人や世界への理解が深まりました。

 

先生の声

日本

・様々なバックグランドを持つ人たちと触れ合い、アメリカの多様性を知ることができて、生徒たちの異文化への視野が広がりました。

 

アメリカ

・生徒たちの異文化理解が深まりました。投稿やお土産交換の準備をする上で、英語・日本語を使って文化規範や文化的な機体について話し合いました。

外国語でのコミュニケーションに自信がつき、学習のモチベーションが高まる

89%の生徒がもっと英語・日本語でのコミュニケーションを取りたくなったと感じており、文法や単語をより上手に使えるようになったと回答しています。また、88%9の生徒が、英語・日本語の勉強を続けたいと思う気持ちが強くなったと回答し、75%の生徒が英語・日本語でのコミュニケーションに自信がついたと感じています。

外国語学習においては、難易度の高いテーマで完璧な読み書きを目指すよりも、身近な話題について現在の自分が持っているレベルの文法・語彙を駆使して多くの量の読み書きをこなしていくことが上達につながるということが知られてきています。

 

Global Classmatesでは、外国語を学んでいるという立場は相手の国の生徒も自分と同じです。間違いを恐れず積極的に英語・日本語で書き込みをする相手の姿に触発されて、自分も勇気を出してコメントしたりビデオメッセージを送ったりしてみると、相手が喜んでくれて返信がくる。意外と伝わるんだという感動や手応えがあり、次はさらに抵抗なく表現できるようになる。コメントの際には英語・日本語の併記を推奨しているので、お互いにネイティブ・スピーカーの表現に触れ、少しずつ洗練された言い回しも身についていきます。

 

また、暗記しがちな文法や語彙も、実践で使用することで、定着しやすくなります。例えば「自分の街のおすすめスポットを紹介しよう」といったトピックを立て、生徒は「おすすめの場所は時計台です。この時計台は5年前に建てられました」などの書き込みをします。このとき、生徒たちは実際にどのような場面で“受動態”が使われるのかを自然と学ぶことになります。また、「もし魔法のランプがあったら、ジーニーにお願いしたい3つの願いは?」というちょっとユニークなトピックは“仮定法”の使い方を学ぶのにぴったりです。実際に、89%の生徒が文法や単語をより上手に使えるようになったと回答し、75%の生徒が英語・日本語でのコミュニケーションに自信がついたと感じています。

 

また、88%の生徒がこのプログラムに参加して英語・日本語の勉強を続けたいと思うようになったと感じています。相手のことをもっと知りたい、自分のことをもっと知ってもらいたいという気持ちにより、生徒にとって、外国語はかつての強制的な勉強科目から習得したいコミュニケーションのツールへと変化してゆくようです。

 

生徒の声

日本

・間違った文法でも、伝えたいことは伝える力、間違いを恐れない力がつきました。

・話を続けるために疑問をいっぱい持てるようになって、逆に疑問を投げかけられたらどのように分かりやすく説明しようか考えられるようになったと思います。

・自分の伝えたいことを英語にして伝える能力が身についたと思います。また、他の人の投稿から、どのように返信して話を広げていけるか、と考える中で、コミュニケーション力も身についたと思います

 

アメリカ

Global Classmatesでは、コミュニケーション能力がつきました。特に、インターネット上で様々なバックグランドを持つ人たちと礼儀正しく会話することを学びました。話す相手のバックグランドや考え方を常に頭に入れるようになり、日常会話にも役に立ちました。

・正しい文法を使うことよりも伝えたいことを主に考えるようになり、自分の日本語でのコミュニケーション能力に自信がつきました。

・違う言語を話す人と会話する上で、より寛容になりました。日本語を勉強し始める前は、英語を話さない人と会話をしていて理解できないとイライラしてしまい、会話を即終わらせていました。Global Classmatesは違う言語を使って会話をする上で、より相手のことを考え、理解することが身につきました。

先生の声

日本

・生徒たちの英語力、特に自由に英語で会話する能力が高まりました。プログラム期間中は英語を繰り返し使い、書く英語の量が増え、全体的な英語力がアップしました。

 

アメリカ

・生徒たちは授業では学べない言語や文化を日本の相手校の生徒たちから学ぶことができました。外国の同世代の人たちと実際に会話をするほど素晴らしいことはありません。

国際的な友情を育み、グローバルマインドを養う

89%の生徒がGlobal Classmatesに参加して相手の国を訪れてみたくなったと感じています。また、70%の生徒がパートナー校の生徒とつながりが強くなったと回答し、80%の生徒がパートナー校の生徒に実際に会ってみたいと感じています。

70%の生徒がパートナー校の生徒とつながりが強くなったと感じ、80%の生徒がパートナー校の生徒に実際に会ってみたいと回答しています。

 

初めは、相手の国についてメディアなどで取り上げられがちなステレオタイプなイメージしか持っていない生徒も少なくありません。しかし、交流を通じてパートナー校のクラスメート達にも様々な考えや性格の生徒がいること、一方で、国は違っても同年代ならではの興味・関心には自分たちと共通しているところも多いことなどを体感していきます。この積み重ねを通じて、相手のことを「◯◯の国の人」とひとまとめに捉えるのではなく、それぞれの個性を持った個人として認識し、共通項を探ったり共感を示し合ったりしながら、友情を育んでいきます。パートナー校の生徒への親近感は相手の国への親近感につながり、91%の生徒が、Global Classmatesに参加して相手の国を訪れてみたくなったと感じています。

 

インターネット上にあらゆる情報が溢れる時代であるからこそ、政治的なプロパガンダやステレオタイプなイメージのみに惑わされず、人と人とが直接つながり、オープンな心と視点で互いを知り合い、信頼関係を築いていくことがますます重要となります。Global Classmatesを通じて、海の向こうのクラスメート達と関係を築いた経験は、生徒たちがこれからグローバルな世界の中で生きていく上で実感を伴った大切な学びとなっています。

 

生徒の声

日本

・自分の好きなものと同じものを好きなひとが外国にいると知ると、すごくうれしかった。 国は違っても、自分たちと同じような感じ方を持っている人がいると、親しみを感じました。

・アメリカの方と話す機会は無いですし、深く関わりを持てたり、相手の文化や、日本のいいところを再確認できたなと思っています。 そして グローバルクラスメートが終わっても、SNSなどで繋がれているのでそのきっかけをくれたことがとても満足です。また 英語の面でも今まで好きではなかったですが話したいと思うことから英語の勉強する時間がふえ、英検も取りたいと思うようになりました。この出会いをきっかけに海外にも行きたいと思うようになりました。

 

アメリカ

・お土産交換は、お送りあったものを通してお互いをより知り合えたので良かったです。相手校の生徒たちをずっと思い出すものになりました。また、旅行の写真やビデオを見るのも楽しかったです。私たちも実際に一緒に旅行先の場所を見ている気分になり、彼らの気持ちを感じることができました。彼らが入った場所に私も実際に行きたいと思いました。

・たくさんのいい人たちに出会えて、興味深い会話ができました。プログラム終了後も連絡取り続けることができます!

 

先生の声

日本

・生徒たちは、アメリカの相手校のクラスメートとプレゼントやカード交換をとても楽しみました。また、アメリカの生徒たちと会話をして、親しくなっていくのも良かったと言っています。

 

アメリカ

・生徒たちは、実在の日本の生徒たちと長期間に渡って繋がる機会を楽しみました。

 

KACでは、Global Classmates終了時に行う本調査結果を分析し、生徒や教員の方々の声を次年度の内容に活かすことで、プログラムの一層の質の向上に努めています。