サポーターからのメッセージ
キャロライン・ケネディー 元駐日米国大使
在日米国大使館は、キズナ・アクロス・カルチャーズ(KAC)とグローバル・クラスメートプログラムへの支援を誇りに思っています。日米友好の将来を決めるのは、明日のリーダーであ生徒の皆さんです。グローバル・クラスメートの参加者がここで語学力を磨き、互いの国を学ぼうとしていることをとても嬉しく思います。
世界は複雑な問題に満ちており、全ての国が協力して解決策を見つける必要があります。そのために言語や文化の違いを克服し、互いに協力して助け合うことのできる人材が必要です。グローバル・クラスメートは何千人もの日米の生徒をつないできました。プログラムが終わっても、新しい友達との交流を続け、互いの国に留学をして会いに行くことをぜひ検討して頂きたいです。
太平洋両側からの参加生徒の皆さん、おめでとうございます、そしてありがとうございます。これからも どうか頑張ってください!
ゲリー・ムカイ博士 スタンフォード大学 スタンフォード国際異文化教育プログラム (SPICE) 局長
今年の初めに、Kizuna Across Culturesのスメサースト文子さんと熱心なスタッフ にお会いした時から、彼らのグローバル・クラスメートプログラムを通して日米の生徒を繋げたいという強い願いに感銘そ受けています。生徒たちが、自国の外にも視野を広げ、多様性を尊重し、能動的なグローバル市民を目指す気持ちを起こすことを目指すという点において、グローバル・クラスメートプログラムは、私が同僚と取り組むスタンフォード大学の国際・相互文化教育プログラム(SPICE)とも目的を共有しています。また、プログラムは、太平洋の両側にいる生徒たちに、世界でも最も大切な二国関係の一つである日米関係の強化に貢献する役割を果たす機会を与えていると思います。
下村今日子 一般財団法人カルチャー・ヴィジョン・ジャパン 顧問
Kizuna Across Cultures(KAC)とは、2013年文部科学大臣の夫に同行してワシントンに行った時に、スメサースト文子さんから活動をお伺いしてからのご縁です。ワシントンの日本語教育関係者が集まり、多くの方々からお話を伺った中でもっとも先駆的でワクワクするプログラムでした。今、世界はグローバル化が進行していますが、依然、世界から紛争や軋轢はなくなっていません。経済の格差や宗教の違いを乗り越え、お互いの文化を尊重し理解を深め合うためには、顔と顔が直接見える関係性の中で学び合い、高め合うことが必要です。
KACはそんな信頼できる関係性を構築しながら、お互いの言語を通して文化を学び合うことを基盤としています。十代の時から柔らかな心で他者を受け入れる、そして世界の方々と垣根を感じることなくお互い学び合う。平和の礎になるこんな素敵な教育プログラムが世界中に広まることを心から願っています。
向後 秀明 敬愛大学 英語教育開発センター長・国際学部国際学科 教授
前 文部科学省初等中等教育局教育課程課・国際教育課外国語教育推進室 教科調査官,国立教育政策研究所教育課程研究センター研究開発部 教育課程調査官
NPO団体であるKizuna Across Cultures(KAC)による「グローバル・クラスメート」については,私が文部科学省の教育課程課・国際教育課で教科調査官であった時から長年にわたって協力させていただいております。具体的には,全国の教育委員会や関心を持たれた学校・先生方に,グローバル・クラスメートの活動内容について紹介してきました。その大きな理由は,高校生に国際交流や同じ世代の人たちとのコミュニケーションにおいて実際に英語を使用する貴重な機会を与えてくれるプログラムであるからです。文部科学省で主に高等学校における外国語教育を担当していた者として,これほどありがたいことはありませんでした。グローバル・クラスメートを推進しているKACのスメサースト文子代表,Shanti Shoji副代表,鈴木智之日本ディレクターを始め,スタッフの方々の多大なる御尽力に深く感謝いたしております。
本プログラムを通じて,これまで多くの日米両国の高校生が貴重な国際交流を経験しています。特に,多額の費用を投じて海外に行かなくても,教育用のSNSを活用して海外のクラスメートと日常的に交流を図り,生徒の表現力や語学力,グローバルな感性を育むことができることは,本プログラムの大きな魅力です。また,プログラム全体においてKACのサポートを得ることができます。今後も,より多くの学校がグローバル・クラスメートへ参加していくことを期待しております。